畳床にもいろいろ種類があります。
現在、築30年以上の住宅はワラ床を使っていることがほとんどですが
最近では、インシュレーションボードという木質繊維を圧縮したボードと
ポリスチレンフォームを使用した建材畳床が主流となっています。
二豊タタミの標準仕様はこの建材畳床とケナフボードを組み合わせた
【ケナフ床】となっています。
【ケナフ床】
ケナフ・ヤシ・ポリエステル繊維を硬質不織布に加工したボードを1番上にする事で
クッション性を持たせ且つ耐久性、消臭効果もある「次世代建材畳床」です。
【建材畳床】
稲わらを一切使用しない畳床です。
ダニなどの害虫がつきにくく、自社製造のため厚みの調整もできますので
和室だけに限らず、フローリングに敷く置き畳などにも使用できます。
畳の足触りなどは、ワラ床に比べ固めですが、クッション材などを
入れることで、柔らかい足触りにできます。
【ワラ床】
昔ながらの稲わらを使用した畳床。足触りが良く吸音、防音効果や
調湿機能があり、お部屋の湿度を調整し環境改善に役立ちますが、
近年の住宅環境やライフスタイルの変化によりダニなどの害虫が
つく場合もあるため近年では、建材床が主流となっています。
丁寧にメンテナンスをすれば耐久性に優れているので、長期間つかう
ことも可能です。
【わら美人】
ワラ床の足触りはそのままに、ダニなどの害虫の心配を軽減した畳床。
ポリスチレンフォームの上にワラを使用し、そのワラの中にはB型シリカゲル
が入っているためお部屋の湿度を快適に調整します。
【薄畳】
厚み15ミリの薄型の畳です。一般的な畳は55ミリなのでかなりの薄型。
フローリングなどに敷く場合に段差が少ないため置き畳に使用されることも。
【床暖房畳】
床暖房に対応した畳床。熱による反りや寸法変化がしにくい畳床です。